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RST研修 『人工呼吸器コース 初級編』
- 2010年12月11日 00:50
- RST
師走に突入。来年度に向けて私達のToDoもさらに増えていますが,歳を重ねるごとにその処理スピードが落ちていく自分に若干の切なさと恐怖を感じつつ(いや,まだまだ若い!...はず?)。
それはさておき。一昨日は当院看護部RSTの酸素療法研修(勤務時間内の2時間を使った研修)にて『人工呼吸器コース 初級編』が行われました。このエントリではその模様をお伝えします![]()
今回も研修を始める前に,研修前後の理解度を確認するためのプレテストを行いました。
採点を行う前は「Q. 次の用語を日本語で」の『FIO2』は正解率が高いだろうなと思っていましたが,「酸素量」と答えている方も割と多かったのが意外でした。正解は「(吸入)酸素濃度」。
プレテストの採点は研修中に行い,その結果をロッテンマーヤさんと講師としてお越し頂いたDrägerMedical JapanのSさんとで確認していた時,「酸素と言えば酸素流量計から量のイメージが強いのかな」とSさんが言われ「なるほど!」と納得。
このようなことは,どこからの説明が必要か? など判断する際にも非常に役立ち,その結果,参加者にも還元されていきます。
次に,Sさんから人工呼吸に関する基礎的な講義を行っていただきました。
Sさんの講義は私達がイメージしやすい例えをよく出してくれるので,とてもわかりやすいのです。先日のICU勉強会でもグラフィック波形とAPRVの講義を行って頂きました。
その後,休憩を挟み,人工呼吸器 点検チェックシートの解説。
この解説は当院看護部RSTが作成し看護スタッフに配布されているポケットブックにも掲載しています。研修では実際にDräger社の人工呼吸器Savinaを前に,ポケットブックを参加者に確認してもらいながらロッテンマーヤさんが説明を行いました。さらにありがちな事例や特に注意が必要な点などに関しても説明がありました。
最後のプログラムは,気管チューブの先にNPPVマスクをつけ,装着しての人工呼吸体験。
参加者の反応やアンケートでのコメントから,実際,体験することで体感できたことも多かったようです。PEEPの重要性が体感できたと書かれていた方もいらっしゃいました。
人工呼吸体験の順番を待つ間にはポストテスト(研修後の理解度テスト)と研修後アンケートの記載を行って頂きました。
人工呼吸体験が始まった時にその担当をしていた私。「そうだ。写真撮っておこう」と撮影部隊になる → 数枚写真を撮り終えて「あ,Savinaの設定や説明をSさんがやってくれている」「お,参加者自身で(交替時の)マスクを拭いてる」 → 「じゃ,ポストテストの採点やっちゃおう」と甘えまくり,終わる頃にはちゃっかり半分以上の採点が終わってました。結果はプレテストと比較し上々。
アンケートの結果,参加者による研修の評価も大変好評でした。コメントには「復習も必要ですが,わかりやすかった」と書かれているものが多かったです。「これまで人工呼吸器に近づくのがこわかった」と書かれていた方にも前向きなコメントがありました。
要望では,口腔ケアや挿管患者の体位変換等,人工呼吸中の看護ケアに関しても教えて欲しいなどありました。
これらは昨年度行ったRST研修(ICU所属のRSTメンバーのもとでICUで行われている酸素療法および人工呼吸ケアを1日間研修)の中で行われていました。今年度はテーマ別の研修に絞りましたが,要望があればまた今後検討していきたいと思います。
口腔ケアについては,日程は決まっていませんが各病棟で勉強会を行う予定になっています。
また,口腔ケアに関する難事症例などは,これまで通りICUにRSTラウンド依頼の連絡をいただければ,RSTメンバーが病棟に行きます。勤務状態によりRSTメンバーが不在であったり,自部署での受持業務やリーダー業務等もありますので,必ずしも連絡をいただいたその時に行けるかどうかはわかりませんが,行ける時に出向くようにしています![]()
研修終了後,自部署の業務を終えたペーター君など他の看護部RSTメンバーも集まり,RST会議を行いました。
会議の議題は盛りだくさん。その中にはやっとあの製品が本採用に
採用許可のためのレポート書いた甲斐がありました。
来年度に向けた話の中では数年前から構想していたことがやっと実現しそうな
あの話もこの話も,今後書けることからぼちぼち書けたらと思います。
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はるさんの病院のRSTの取り組みはすばらしいですね。
バンドルケアの策定、そしてマニュアル配布と、一定のカリキュラムによるレクチャー受講(Pre+POSTテスト付き)で、テスト成績とVAP予防効果の向上につながったスタディを彷彿とさせられました。はるさんのRSTもこれらを集積し何らかの成果を学会や論文で発表できますね。是非聞いてみたいです。
そして、その勉強会で講師にきていたD社のSさんは私がトレーナーとして呼吸管理の基礎教育に関わった方なので、彼女の成長も伝わってきて非常に嬉しく思いました。
RSTメンバーで意見を出しあって決めることもありますが,コース設定や研修内容はロッテンマーヤさんが組み立てているんですよ。
このような研修を通して,個人だけでなく各部署のケア向上にも繋がることを期待しています。また,それをフォローアップできるシステムを新たに構築すべく,取り組んでいるところです